ペットホテルなどへのお預け

旅行や出張、入院などでペットのお世話をできないこともあります。そんな時はペットホテルなど安全な場所に預けることも一つの方法です。

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お預け前の準備
お預けの数週間前

トライアル:お家以外の滞在の経験がなければ、1日や1晩だけのトライアルを試してみましょう。
そうすることでペットが新しい環境に慣れるとともに、飼い主が戻ってくることを認知します。

キャリーなどに慣れさせよう:キャリーの中でごはんをあげたり、おやつを与えるなどして慣れさせましょう。

キャリーにペット自身のにおいをつけよう:特に猫はキャリーに猫自身のにおいをつけてあげると安心します。例えば猫がリラックスしているときに、頬をやさしくやわらかい布でこすり、その部分をキャリーの内部にすりつけると、顔の分泌腺から出ているフェイシャルフェロモンがキャリーに移って、猫はキャリーの中でも安心します。犬の場合は、いつも使っているブランケットや服などをキャリーに入れてあげましょう。

フードの確認:お預け先でのフードがいつも食べているものではない場合、普段食べているフードを持ち込みましょう。

ジルケーン®を与えよう:預ける数日前からジルケーン®を与え始めましょう。旅行のスーツケースやペットのキャリーと「飼い主と離れること」をペットは関連づけるので、荷物の準備を始める頃からジルケーン®を与えるといいでしょう。

お預け当日

突然連れて行ってペットがパニックにならないよう、できるだけ事前に預け先に連れて行って慣れさせておきましょう。

慣れ親しんだものを預け先に一緒に持っていきましょう。預け先で問題なければ、普段のベッドやおもちゃ、飼い主のにおいのついたもの等があると安心します。

ワクチン証明書、必要なお薬やサプリメントも持っていきましょう。投薬や給餌量、その他必要なことがあればリストにして渡しましょう。ジルケーン®は滞在中、毎日与えるようにしましょう。

猫の場合は、キャリーの時と同様に、預け先のケージに猫自身のにおいをつけてあげましょう。

お預けの際、過剰に慰めたりするとペットは余計に不安になるので、いつもの通り明るく淡々とした態度で接しましょう。

帰宅後
お預け期間が終わって帰宅後は、できるだけ普段通り接しましょう。過剰な愛情表現はペットを混乱させます。 落ち着くまでジルケーン®を継続して与えましょう。 帰ってきて数日間はいつもと違った反応や行動をするかもしれませんが、心配いりません。飼い主のいない知らない場所で不安な時間を過ごしていたので、いつも通りに戻るのに少し時間が必要なこともあります。もし、普段と異なる状態が長期に続くようであれば、獣医師に相談しましょう。