お留守番

猫もそうですが、特に犬は社会的動物です。生活の大半を仲間と過ごします。時には種の違う仲間と過ごすこともあります。一人でいることは犬にとって不安な時間であることが多いです。

イギリスの調査によると、共働きの家庭が増えるにつれ、平日はお家でお留守番のペットが増えています。200万頭以上の犬が、平日に5時間以上一人でお留守番をしているといわれています。特に問題ない犬もいますが、分離不安症のような精神的な問題をかかえている犬もいます。一方、猫は独立心の強い動物といわれていますが、猫でも長時間一人でいると分離不安症を発症することもあります。猫は犬よりは長い時間一人でいても問題ない場合もありますが、やはり仲間と一緒にいることは猫にとっても大切です。

このような問題が起きないよう、お留守番の時にペットが安心できるようにサポートしてあげる方法はたくさんありますので、いくつかご紹介します。

一人の時に不安行動を示すか確かめる

最も簡単な方法は、見守りカメラなどを設置して一人の時の行動を確認することです。10~15分ほど一人にしてみて、行動を観察するといいでしょう。

飼い主がいない状況に慣れさせる

短時間から初めて徐々にお留守番の時間を長くしていきましょう。一人の時間がリラックスできて心地よいものだということを覚えさせましょう。

環境を整える

犬の場合:一人の時にリラックスして快適に過ごせるような場所を決めてあげましょう。(快適な居住スペース(寝床や隠れ家)づくりのコツを参考にしてください)
猫の場合:必要な生活用具がきちんとそろっているような環境を作ってあげましょう。(猫が喜ぶお家づくりのコツを参考にしてください)

ペットゲートの利用

ドアを閉める代わりに、ペットゲートなどを利用することで、ワンちゃんが部屋の外を見たり、においを嗅いだり、音を聞いたりでき、不安が軽減します。

BGMを流す

小さな音量でラジオなどをBGMとして流しておくことも安心材料になります。

ジルケーン®を与える
ジルケーン®でリラックスした時間をサポートしましょう。

お留守番に慣れるには時間がかかります。もし、ここに紹介した方法でもうまくいかない、もっと深刻な状況だという場合は、自分一人で悩まず、かかりつけの獣医師やドッグトレーナーなど行動学のスペシャリストに相談しましょう。