花火は、私たち人間にとってはお祝いやお祭りで楽しみや興奮をもたらしてくれるものです。しかし、猫や犬にとっては、不安や混乱、恐怖を感じさせるものかもしれません。
ある調査によると、61%の獣医師が過去2年間にペットの花火恐怖症が増えていると報告しています。
花火大会の開催についてはどうしようもないですが、愛猫・愛犬ができるだけ落ち着いていられるようにしてあげましょう。
まずは、花火シーズンが始まる前にかかりつけの獣医師に相談しましょう。また、長期の行動学セラピーについても検討しましょう。
大きな音や花火による行動の変化についてかかりつけの獣医師や行動学のスペシャリストに相談し、対処法についてアドバイスをもらいましょう。
猫や犬にとって、居心地の良い安全な場所はとても重要です。隠れ家的な場所はどんな時も必要ですが、特に花火のシーズンには大切です。
花火に対する恐怖が少しずつ軽減するよう長期的にどうすればよいか検討しましょう。何もせず放っておくと、回数を重ねるごとに反応性が増強され、行動がコントロールできなくなります。さらに花火だけではなく、ドアを閉める音や雷などの大きな音に対しても反応するようになってしまいます。
最もよく行われる有効な方法は、「音に対する脱感作」プログラムです。多くの研究で、その有効性が示されています。
このプログラムは、警察犬などが公共の場に出る前に行われる訓練と似ています。最初は小さな音から徐々に大きな音に慣れさせていきます。時間はかかりますが取り組む価値はあります。
私たちが提供する音の脱感作プログラムでは、脱感作の方法と実践的なサウンドトラックもオンラインで入手可能です。
詳しくは「音に関する脱感作」のページをご覧ください。